
2016年12月、当社は「東洋コーポレーション」に社名変更しました。これは単に社名を変えただけではなく、未来に向けての第一歩と位置付けています。
設立以来、大手不動産ネットワークの一員として看板を掲げ、不動産販売、仲介業を行ってきました。しかし他の不動産企業とは一線を画する大きな特徴があります。それは「不動産再生ビジネス」のプロフェッショナル集団であるということ。現在、不動産流通は新築物件を主軸に販売する事業に限界が見えており、中古物件に余剰が発生している状況です。また2009年をピークとして、人口は減少の一途。世帯数も2019年をピークに、緩やかな減少が続いていきます。住宅ストックは現在約820万戸が空き家。さらに単身世帯の増加や少子高齢化の加速により、これからも中古住宅は増加していくと予測されています。
そのような不動産市場の変化をにらみ、「不動産再生ビジネス」のプロフェッショナル集団としてのさらなる進化を目指して大手不動産ネットワークから独立。社名も一新してスタートを切ったところです。
市場の変化に対応した不動産企業は当社だけにとどまりません。しかし当社には、パイオニアとしてのノウハウや実績という大きなアドバンスがあります。組織こそまだ小さいけれど、不良債権物件の仕入、リノベーション、再販ビジネスで千葉県内TOPクラスの評価をいただくほどの、高いポテンシャルを持った会社だと自負しています。ですから進化する東洋コーポレーションには、それに見合う進化したエンジンが必要です。それは、未来への目標を共有する新しい仲間たちであり、社員一人ひとりのさらなる成長に他なりません。
進化の先にある未来を、共に描きましょう。そして、あなた自身が進化系エンジンとなってくれることを願っています。
現在、本社には不動産事業部の機能が集中している。管理部門は、自社所有賃貸マンションの一室に置かれている。このマンションも土地を仕入れ自社で建設し賃貸物件としている。また今年度中には自社ビルの建設を予定しており、そのうちの3フロアを自社で使用し完全に組織が集中する予定だ。
中古住宅・中古マンションの仕入れ、買取りを行い、自社にてリフォーム・リノベーションを施して販売する。
土地や中古物件の仕入れ、買取りを行い、建物を解体撤去・整地、新築住宅を建築して販売する。
既存の中古建物を解体・整地し、鉄骨造のマンションを新築し賃貸する。
中古賃貸マンションの仕入れ・買取りを行い、リノベーションを施し物件の価値を蘇生させて賃貸する。
不動産再生ビジネスの中でも不良債権物件の取扱いが9.5割を占めているのが大きな特徴のひとつ。都市開発が進み、新たな土地の仕入れが困難となりつつある不動産マーケットの中では、リノベーションこそが企業成長の鍵だと捉え、いち早く不動産再生ビジネスの領域に参画。中古戸建・中古マンションを仕入れ、買取りを行い、リフォーム、リノベーションを施し、再生物件として販売する取扱いについては、いわばパイオニアと言える。今後も当社の強みを生かし、中古住宅の再生をメインに付加価値提案型のビジネスによって成長を目指していく。
社有賃貸マンション8棟を保有し安定的な資産形成を目指している。これは、賃貸物件の物作りの段階で、すみての立場で利便性や機能性に磨きをかけています。また、物件の管理を徹底し、建物の美観や清掃に心掛けて、資産価値の維持に努めている。
千葉の地域密着からスタートし、現在ではそのマーケットも近県に広がっている。今後は首都圏全域にまでマーケットを拡大していく目標を立てている。それにともない、支店展開も進めて行く予定だ。
ビジネスの柱となっている不動産再生事業は、核家族化、少子高齢化を背景とした日本の不動産マーケットにおける中古住宅の余剰問題を解決する、社会的意義の大きなビジネス。このビジネスにより社会貢献を果たしていくことが、東洋コーポレーションの使命である。
高収益を実現するスキームづくりを進めて行くため、自社賃貸マンション8棟(2016年11月現在)を所有、運用し、安定的、継続的なビジネスの基盤としている。会社の目的は「利益」ではない。あくまで利益は当社ビジョンを実現するための条件である。
企業を支えているのは営業職だけでなく、時には地道な作業も行う事務職といった裏方のサポートあってのこと。そこで社員間の不公平をなくすためにも、歩合制の給与体系は採用していない。目先の収入をモチベーションとするのではなく、一人ひとりがお客様のニーズにお応えするためのノウハウを身に付け、仕事を通して自分を磨いていくことが喜びに繋がり、ひいては企業としての発展に繋がっていく。
業界全体の健全な発展に寄与するため、コンプライアンスをはじめとして法令や法規を遵守していく。
売買を担当する奥と、賃貸の飯塚。部署こそ違うが、同じフロアで仕事をする同士。それだけに入社時からの成長は、日々の仕事の中にハッキリ見えているという。カリキュラム化された研修制度はないけれど、新入社員の自主性を尊重した教育体制で育成を行う東洋コーポレーション。先輩と後輩という立場のふたりの社員に、教育のことや社風について対談をしてもらった。
私たちに必要とされるもののひとつに「状況判断能力」があります。私たちが扱うのは、規格化された同じ商品ではありません。ですから、その時々で状況を判断して動くということが求められます。また事務処理能力や整理整頓といった仕事をする上での基本的な部分がしっかりできるかどうかが、実は成果に密接に結びついています。
私の仕事は営業のサポート業務。「依頼されて作成した書類によって問い合わせが増加した」「作成した図面の物件がすぐに売れた」といった、日々の仕事の成果をきちんと営業や周りの人たちが評価してくれる。そんなことの一つひとつが、私のモチベーションになっています。入社時に見た、社員たちの写真から受けた「楽しそう」という私の直感は間違っていませんでした。
ある時は地道に。ある時は率先して行動する。緻密な業務スケジュール管理、各種事務処理といった地道なことをおろそかにしないということは「成果」というゴールに向かうための必須条件。設立から一貫して、性急に結果を求めて「売る」ことにこだわる営業はしていません。その社風あってこそ、これまでの成長があるのだと思っています。
施工管理として営業とはチームを組んで仕事をしますが、うちの営業の特長は「誠実さ」ではないかと思います。今はまだ小さな組織ですが、今年は本社ビルも完成する予定でメンバーは増えて行くでしょう。その時に、今のチームワーク、仕事への誠実な姿勢が変わってしまうことのないよう、新入社員を迎える我々も指導をしていきたいと思っています。
設立 | 平成8年9月 |
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資本金 | 8000万円 |
従業員数 | 12名(2016年12月) |
売上高 | 11億2000万(2017年予測)前年度比8.7%UP 10億3000万(2016年3月実績)前年度比9.5%UP 9億4000万(2015年3月実績) |
事業内容 | 不動産再生事業、不動産売買事業、不動産賃貸事業・管理事業 不動産投資事業、リフォーム&リノベーション事業 |
本社所在地 | 千葉県八千代市緑が丘2-32-3 本社電話番号 047-458-1121 |
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用語解説
不良債権物件とは?
物件の所有者が住宅ローンや借入金の返済に窮した時、債権者から返済を求められる。この時、返済が困難な場合は不良債権化し、債権者によって不動産市場に売却が促される。東洋コーポレーションは、このような不良債権を買い受け、自社企画でリフォーム・リノベーションを施して不動産マーケットにおいて販売する事業を他社に先駆けて行ってきた。
任意売買とは?
所有者が債務の返済が困難になり、自らの意志で所有する不動産を売却することによって、債務の返済に充当する。